名古屋市が身寄りのない遺体を、2年以上も放置していました。

 市によりますと、昭和区役所総務課の男性主事(40代)は、2021年4月に死亡した身寄りのない90代の女性の遺体について、葬儀業者に一時保管を依頼し、その後火葬の手続きなどをしていませんでした。

 また、2021年5月に死亡した50代の男性についても、同じように事務処理を怠っていたということです。

 男性主事は葬儀業者から複数回連絡を受けても対応せず、この間2年以上にわたり遺体は葬儀業者で冷蔵保存されたままでした。

 男性主事は「事務処理が忙しく失念してしまった」と話しているということで、市は処分を検討しています。

【動画で見る】葬儀業者で冷蔵保存されたままに…名古屋市が身寄りない遺体を2年以上も放置 40代職員「忙しく失念した」