コブクロからのメッセージ 未来を担う君たちへ 大阪万博テーマソング「この地球の続きを」発表

2022年8月30日 07時45分
 小渕健太郎(45)=写真(右)=と黒田俊介(45)=同(左)=の男性デュオ「コブクロ」が、2025年大阪・関西万博のテーマソング「この地球(ほし)の続きを」を発売した。近未来を連想させるテンポの良い前奏。今があるのは100年前に不可能と思われていた誰かの夢のおかげだとして、♪子供達(たち)が変えてゆく この地球の続きを−と未来を担う次世代に願いを託す。2人は「国内外の老若男女が気軽に口ずさめる歌になれば」と期待する。 (林啓太)
 テーマソングを担当するのは、万博の魅力を紹介する「アンバサダー」に就任した縁から。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」から、小渕が思い浮かべたのは「子供たち」だった。感染症の世界的大流行や気候変動に脅かされている人類。「不安定な世の中をどう生きていくか。僕ら大人が楽しいものを見せていけるかにかかっている」と力を込める。
 歌詞では、「核心となるキラーワードを思い付くのに苦心した」と黒田。小渕と議論し、たどり着いた言葉が「こんにちは」で、随所で連呼する形に。「これ以上に、はまるワードはなかった」と言う。
 「こんにちは」は、三波春夫が歌った一九七〇年の大阪万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」の歌詞で基調となる言葉でもある。「この地球の続きを」に、このフレーズを組み込んだことについて、小渕は「半世紀前のテーマソングへの敬意も込めた」と明かし、こう続ける。
 「『“こんにちは”の歌ね』といったふうに覚えられ、歌われる曲になってくれれば」
 今秋にはツアーがある。関東は、さいたまスーパーアリーナで十一月十九、二十日。

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