多摩区の日本民家園 夏仕様 涼しげな座敷に 風通し良く籐の敷物でひんやり

2022年8月31日 07時30分

風通しを良くした夏仕様の「夏座敷」=多摩区で

 川崎市多摩区枡形の市立日本民家園で、暑い夏を過ごしやすいよう古民家の一室を夏仕様に衣替えした「夏座敷」を公開している。9月19日まで。
 日本民家園は、茅葺(かやぶ)き屋根の民家など、県内や福島、愛知、富山など各地の江戸時代〜昭和中期ごろまでの伝統的な古民家や小屋25棟を移築・展示している屋外博物館。
 今回は、このうち中原区の明治時代後期の「原家」一室を夏仕様に改装した座敷を公開。障子を簀(す)戸に入れ替えて風通しを良くし、籐(とう)の敷物を敷いて涼しさを演出している。同園では「昔の人の工夫を感じてほしい」と来園を呼びかけている。
 月曜休館。午前9時半〜午後5時。一般500円。
 問い合わせは、日本民家園=電044(922)2181=へ。(渡部穣)

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