東大和スケート場で金の舞 荒川静香さんら、リニューアル祝う キッズランドもオープン

2022年10月23日 07時14分

リニューアルオープンしたスケートリンクで荒川静香さんと滑る子どもたち=東大和市で

 老朽化に伴う設備の不具合で昨年五月から休業していた東京都東大和市の東大和スケートセンターが二十二日、改修を終えてリニューアルオープンした。セレモニーにはトリノ五輪女子フィギュアスケート金メダリストの荒川静香さん(40)が駆けつけた。(岡本太)
 センターはスケートリンク天井、トイレ、シャワールームなどの設備を更新。照明も新調され、リンク全体が明るい雰囲気に生まれ変わった。リンク内には靴のまま遊べる「アイスキッズエリア」も設けられた。
 この日のセレモニーでは荒川さんとアイスホッケー女子元日本代表の久保英恵さん(39)が登場。荒川さんは「ここは私にとってもなじみのあるリンク。新しく生まれ変わって、たくさんの人に楽しんでもらい、ここから世界に羽ばたく選手も育っていってほしい」とリンクの再スタートを祝った。
 荒川さんはセレモニー後、氷上で演技を披露。代名詞となっているフィギュアの技「イナバウアー」を繰り出すと、集まった観客から大きな拍手が湧き起こった。施設を本拠地とするアイスホッケーチーム「西武プリンセスラビッツ」の選手やジュニアホッケークラブ、フィギュア教室の子どもたちも氷上に上がり、荒川さんと滑りを楽しんだ。
 東大和スケートセンターは一九九三年の開業。老朽化で天井に結露が発生するようになり、昨年五月から休業していた。この日は併設の施設に、遊具やおもちゃで遊べる屋内型キッズランドもオープンした。
 都内のスケート場は昨年、高田馬場のシチズンプラザが閉鎖。一般滑走もできる通年型リンクは東大和を含めて三カ所になっている。

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