都心うっすら今冬初積雪 八王子は13センチ 11日も路面の凍結に注意

2023年2月10日 19時51分
 関東地方は10日、低気圧と寒気の影響で広い範囲で雪が降り、気象庁は東京都と埼玉県に大雪警報を発表するなどして警戒を呼びかけた。さいたま市で積雪5センチとなったほか、東京都心でも1センチに満たないわずかな積雪を観測し、地面がうっすら白くなった。都心の積雪は今冬初。11日も路面の凍結に注意が必要だ。

雪で轍の出来た住宅街の道を歩く人たち=東京都八王子市で

 10日午後6時までに気象庁が観測した各地の積雪は、埼玉県秩父市で17センチ、熊谷市で8センチ、宇都宮市で2センチ、前橋市で6センチなど。東京都八王子市防災課によると、同市役所付近で10日夕、積雪13センチに達した。
 気象庁は10日午前、東京23区の予想降雪量を最大10センチと上方修正し、大雪注意報を警報に切り替えたが、それほどは降らなかった。「雨か雪かぎりぎりの微妙な気温で、予測に苦労した。昼すぎに一気に雪が増えるとみたが、上空の気温の下がり方や降水の強度が予想ほどではなかった」(同庁大気海洋部)という。(宇佐見昭彦)

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