「渋谷に来ないで」呼びかけ効果は？ ハロウィン直前の週末、街に仮装姿の人たちはどれくらいいたのか
2023年10月28日 20時56分
警察が交通整理に当たる中、若者らが行き交う渋谷駅前のスクランブル交差点＝28日、東京都渋谷区で
ハロウィーン直前の週末を迎えた28日夜、東京・渋谷の渋谷駅周辺は多くの若者や外国人でにぎわったが、仮装姿はほとんど見られなかった。来街自粛を呼びかける渋谷区は31日の本番を前に、駅前のシンボル「ハチ公像」を幕で目隠しするなど警戒を強化している。
◆「海外からも…31日は必ず増える」
待ち合わせ場所の定番スポットは28日朝、白いシートと柵に囲まれ、「11月1日の朝までハチ公像周辺は封鎖となります」と書かれた横断幕が掲げられた。駅周辺での雑踏事故を避けるのが狙いだ。
そんなハチ公一帯を横目に、スクランブル交差点では警察が交通整理に当たる中、若者らが行き交っていたが、仮装する人はまばら。友人と食事に来ていた東京都国分寺市の大学生横田琴羽さん（20）は「区の自粛要請の効果かもしれないが、渋谷のハロウィーンを目的に海外から訪れる人は多いはず。31日は必ず増えると思う」と話した。
今年は新型コロナウイルスの5類移行もあり、外国人をはじめ多くの来訪が予想されている渋谷のハロウィーン。区は「ハロウィーンイベントの会場ではありません」と強調し、区条例に基づいて11月1日未明まで渋谷駅周辺での路上飲酒を禁じている。（山田雄之）
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