小池氏の得票率59.70% 都知事選で過去6番目

2020年7月6日 10時55分
 5日投開票された東京都知事選で再選した小池百合子氏(67)は、366万票余りを得て、次点に280万票以上の大差をつけた。得票率は戦後21回行われた都知事選で6番目の59.70%に達し、得票数は2012年に猪瀬直樹氏が獲得した433万票余に次ぐ2位だった。
 小池氏が初当選した4年前の前回選の得票率(44.49%)、得票数(約291万票)も大幅に上回った。
 小池氏は幅広い層から支持を得るため政党の推薦は受けなかったが、小池都政の事実上の与党である公明党が支援した他、「自主投票」とした自民党も実質支援。立憲民主、国民民主党の有力支持組織・連合東京も支持に回った。
 他の候補者の得票率は、小池氏に次いで宇都宮健児氏(73)が13.76%、山本太郎氏(45)が10.72%、小野泰輔氏(46)が9.90%だった。
 過去の都知事選を振り返ると、初当選よりも2期目の再選の方が得票率が高くなる傾向があり、いずれも60%を超えている。過去最高の得票率は、2003年に再選した石原慎太郎氏の70.21%(約308万票)。得票率は、次の4年間の都政運営への期待する指標ともいえそうだ。 (小倉貞俊)

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