星槎高校3年の坂本悠菜さん=中面・人物風土記で紹介=が、6月24日と25日に行われた世界和太鼓打ち比べコンテスト一人打ちジュニアの部で優勝した。演奏だけでなく、振り付けも徹底し、勝ち抜いたという。坂本さんは「同い年の男子がいると体格差的に厳しいと思った。同い年の人はいなかったけど、身長が高い人もいる中で、優勝できて嬉しい」と話す。
全国の打ち手が集まり、技や力を競う同コンテスト。坂本さんが出場したのは、18歳以下の男女を対象としたジュニアの部。課題曲が決まっており、予選・本選ともに「登龍之門」が披露された。
24日に行われた予選では、8人が参加し、そのうち2人が女子だったという。坂本さんは見事突破し、25日の本選へ進むが、残る5人の打ち手の中で女子は1人。一層緊張感は増したという。「周りからは『勝てるでしょ』と言われていたけど、自分ではドキドキしていた。閉会式で名前を呼ばれた時は『やった!』という思いでいっぱいだった」と振返る。
人一倍の練習が結果に
星槎高校を拠点とする創作和太鼓集団「打鼓音」に魅了され、小学4年生の時に同団体のジュニアクラスで本格的に和太鼓を習い始めた坂本さん。ドンっと心臓に響く音や、曲のストーリーをイメージして、音の出し方を考えるのが好きで、没頭していったという。高校も「太鼓のために」と星槎高校に進学。練習がない日も、自主練習に明け暮れている。同団体メンバーも「毎日黙々と練習している。人一倍の努力が優勝につながったはず」と話す。
坂本さんは卒業後、同団体に就職し、ベテランメンバーと共に各地で和太鼓を披露していくという。
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