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【令和No.1キャバ嬢ひめか】18歳で夜の世界に入りトップに上り詰めた彼女の壮絶な過去と強い意志

2022.11.23

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18歳で夜の街に足を踏み入れ、わずか入店3ヶ月でNo.1となった「ひめか」。昨年10月のバースデーイベントでは2日間で売上はなんと億超え! 最近では「関西コレクション」「ガールズアワード」に登場するなど、モデルとしても大活躍。そんな彼女の短期連載『ひめかの“ひめ目線”』がNET ViViでスタートします。

キャバクラってどんな世界? 18歳でNo.1になれた理由は? そしてトップに君臨する「ひめか」だからこそ“見える”ものとは?

ひめか18歳。夜の世界にみた“お金”以上の“魅力”
ーー今はどんなお店で働いていますか? そしてキャバクラのお仕事を始めたきっかけを教えてください!

今は大阪の北新地にある「CLUB RAISE(クラブ・レイズ)」というお店で働いています。私がキャバ嬢になったのは18歳のとき。当時は大学に通っていたし、もちろん夜のお仕事の経験はゼロでした。

高校生のころから焼肉屋さんや居酒屋さんでアルバイトをしていたのですが、ちょっと飽きてきちゃってて(笑)。「大学生になったしなんか違うバイトもしてみたいな〜」と思っていたら、たまたま北新地の「CLUB REIMS(クラブ・ランス)」というお店を知って応募したんです。

ーーランスといえば伝説のカリスマキャバ嬢・進撃のノアさんが社長のお店ですよね。そのときはどんなモチベーションでしたか?

あくまで軽い気持ちでしたね。最初から「絶対に売れっ子キャバ嬢になって有名になりたい!」とか「お金を稼ぎたい!」という大きな目標があったわけじゃないんです。

「違う世界を見てみたい」という社会勉強の感覚や好奇心の部分が大きかったかな。普通の生活をしていたら会えない人と会えたり、美へのこだわりが強い綺麗なキャバ嬢さんが多くいたり、何もかもが私の知らない“初めて”に囲まれた世界だったので、知れば知るほど興味が湧きました。

実際に働いてみると、見た目も中身も磨かれることの多いお仕事だと感じました。自分の頑張りが「数字」になるのが、この世界のおもしろさだと気づいて、自然と「このお仕事を頑張って、極めたい!」と思っていきました。

当然、人それぞれ向き不向きはあるけど、ひめの場合はすぐに“可能性”を感じることができたんです!

高校の友達とUSJに行ったときのプリクラ。▶︎スワイプしてみてね♪

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    突然の親バレ。両親の反対の先に見えた「未練」
    ーーそれまでキャバクラにどんなイメージを抱いていましたか?

    正直に言うと働きはじめるまでは、夜のお仕事ってわたしの中でもイメージが良くなかったんですよね……。

    わたし自身の中に偏見があったというよりも、親から「そんな仕事しないでね」と言われていたし、「うしろめたいお仕事」だと思っていました。仕事をはじめてからも、しばらくの間は実家に住んでいたんですけど、キャバクラで働いていることは隠していました。

    だけどある日、部屋に置いてあったお店の名刺が親に見つかってバレてしまったんです……。突然、お店で接客をしていたときに親から電話がかかってきて、「りり(当時の源氏名)ってなんなん!?」って言われました(笑)。

    わたしも最初は「友達のだよ」と言ったけど、同じ名刺が50枚近くあったからさすがに通用しなくて(笑)。「今すぐ帰ってきなさい!」と言われたんです。隣には、はじめて場内指名をしてくださったお客さまがいたのに、あまりに突然の出来事で驚いて泣いてしまって、そのまま家に帰りましたね。お客さんも「あの子、ほんまに大丈夫か?」とびっくりしていました。※場内指名:初めて来店したお客さんやフリーのお客さんが、入店後に店内で気に入ったキャストを指名すること。

    ちなみに、このお客さまは今でもよく飲みに来てくれる常連さんです(笑)。

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    ーーひめかさんの実家はどんなおうちだったんですか?

    実家は別に超お金持ち!というわけではないけど、中高大と女子校で小さいころからお金には困ったことはなかったです。だから「どうしてもキャバクラで稼がないきゃならない!」という理由もなくて。

    泣きながら家に着くと私の帰りを待っていた両親から、ものすごくブチ切れられました(笑)。ママからは「お金を渡すからキャバ嬢を辞めて」と言われて……。というのも以前、パパが内緒でキャバクラに飲みに行ったことがママにバレて、それからこの世界をあまり良く思っていなかったみたいなんです。自分の娘がキャバ嬢になることに、かなり抵抗があったんだと思います。

    その後、親からお店の副社長に直接連絡をされて、ホテルのラウンジでパパとママ、お店の社長と代表、私の計5人で話すことになりました。親は「娘を辞めさせてください」の一点張り。お店は私の意見を尊重すると言って、その日は話が平行線のまま終わりました。

    話し合いの後、親から「今の仕事を続けるなら一ヵ月以内に家を出なさい」と言われました。

    普通はここで諦めるかもしれないけれど、この時期は、キャバクラで働きはじめてから一番楽しいと思っていたタイミングだったんです。やっと仕事が軌道に乗ってきて「やりたいことが見つかった!今から頑張りたい!」と思っていました。だからこのまま、親の言いなりになっても絶対に未練が残るなって思ったし、正直、辞めるという選択肢はありませんでしたもう「やりきるしかないな」って思ったんです。

    それから親に言われた通り、仕事を続ける代わりに一人暮らしをはじめました。

    結果的に当時この決断をして本当によかったと思っています。わたし自身、親と「これ以上一緒にいても仲が悪くなるだけ」だと感じていたし、一人暮らしをスタートしてからもなんだかんだ週1回くらいは実家に帰っていたので、少しずつ仲直りをすることができて、今となっては親ともすごく仲がいいです!

    中学生の頃のひめか。▶︎スワイプしてみてね♪
    高校卒業のときのひめか。

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      キャバクラの楽しみ≠“お酒だけ”未成年を武器にするしかない!

      この仕事を続ける覚悟を決めてから、ラッキーなことに2〜3ヵ月でNo.1を取ることができたんです。もちろん18歳だからお酒も飲んだらあかんし、最初は難しいかなと思っていたけど、お店に同じぐらいの年の子がほんの数人しかいなかったので「逆に未成年であることを武器にするしかない!」と思いました

      お客さまのなかには女の子と一緒にワイワイとお酒を飲みたいという方もいるけど、お酒だけでなく“キャバクラという空間”そのものが好きな方もいるということに気づいたんです。そんな方が入店したばかりのひめが頑張ってる姿を見て、応援してくれたんだと思います。

      ーーやっぱりお酒を飲めた方がその分、売上もアップするんですか?

      確かに「キャバ嬢はお酒を飲むだけで、売り上げを上げられるんでしょ」と思われがちなんですけど、実はそうでもないんです。大切なのはお客さまにいかに応援したいと思ってもらえるか。「この子を輝かせてあげたい」と思ってもらえるかどうかが重要です。

      お酒を飲んで盛り上げることはできなくても、「ひめにしかない武器」を自覚し、自分が持つ可能性を信じる! それができたから売り上げに繋げられたんだと思います。

      2022年10月。21歳のバースデーイベントのアー写。▶︎スワイプしてみてね♪
      一番のライバル「去年の自分」を超えるために、より一層、力を入れて挑みました。

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        ーーひめかさんにしかない武器、もっと詳しく教えてください!

        言葉にするとすごく難しいんですけど(笑)。昔から「相手が自分のことをどう思っているか」がすぐに分かるんです。だから「このお客さんはどんなに頑張ってアプローチしてもダメそう……」と思ったら、すぐに見切りをつけるし、あまり執着しないですね。

        ーーいい意味で「あきらめが早い」とも言えますね。

        ひめのことを気にかけてくれて、応援してくれるお客さまのために、ひめも頑張りたいと思う。

        仕事柄、プレゼントをいただくことも多いのですが、お返しをするときに、まず考えるのは「ひめだからできることは何か」。お金持ちのお客さまって欲しいものは、全部自分で買えちゃうから、高価なギフトを送るよりも「ひめじゃないと予約できないお店」を予約してあげたり、ご招待差し上げたり……。「その人にとって何が一番嬉しいか」「私だからできることは何か」を常に考えています。

        ーーお店にはいろんな方が来ると思いますが人見知りしませんか?

        実は、こう見えて、めっちゃ人見知りなんです!

        最近ではありがたいことに、SNSでひめのことを知って来てくれるお客さまも増えました。そういう方って、あらかじめこちらのことを知っていてくれてるから、その人のなかで確立された「ひめか」というイメージに応えられるかな……と、かえって緊張してしまうこともあります

        それにいまだに「自分って口ベタやな」ってひとりで反省することもありますね。そんなときは「次からは頑張ろうっ!」となるべくはやく切り替えられるように心がけています!

        PROFILE

        ひめか 2000年10月27日生まれ。18歳で夜の世界に足を踏み入れ、進撃のノアが所属する「CLUB REIMS」では、入店3ヵ月という脅威のスピードでNo.1に上り詰めた。現在は同グループの「CLUB RAISE」に所属。圧倒的なスタイルとルックスを武器にモデルとしても活躍し、数々のコレクションにも出場。男女から支持を得る、令和のNo.1キャバ嬢。Instagram@hmk_queen
        TikTok@hmk_queen1027
        Twitter@hmk_queen2000

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        Photos: Yuzo Touge
        Hair&Make-up: Akihiro Motooka
        Styling: Aino Masaki
        Text: Akemin
        Composition: Arisa Uchida