いま話題の化繊インサレーション!エコで高機能な「パタゴニア」の人気モデルを徹底比較

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山と溪谷ch.で公開中の動画より、パタゴニアの化繊インサレーション「ナノ・パフ・ジャケット」と「マイクロ・パフ・ジャケット」の比較部分を抜粋して紹介します。

動画 いま話題の化繊インサレーション! エコで高機能な「パタゴニア」の人気4モデルを山岳ライターが徹底比較します!

 

今回は人気アウトドアブランド「パタゴニア」の「化繊インサレーション」について紹介したいと思います。

ナノ・パフ・ジャケットはパタゴニアの化繊インサレーションの中でも歴史の長い定番アイテムと言えます。

実際に私も持っていて約6年間ずっと愛用しています。

裾とか背中とか破れちゃってるんですけどリペアシートを貼って使い続けてる手放せないアイテムです!

化繊インサレーション独特の特徴ですが、雑に扱ってもへこたれず穴が空いても中綿が飛び出すこともないですし、化繊なので洗濯機で洗っても問題ありません。

また、表地・裏地・中綿の全てがリサイクル素材で作られています。

環境に配慮したモノ作りで有名なパタゴニアらしい商品だと思います。

ダウンジャケット並みの軽さと保温性が欲しい人にオススメする化繊インサレーションです。

 

「ナノ・パフ」と「マイクロ・パフ」の違い

名前が似ていて見た目もそっくりなのでこの2アイテムの違いが分かりにくい方が多いと思います。

今回は2つの素材を比較しながら違いを紹介したいと思います。

まず大きな違いは重量です。

ナノ・パフ・ジャケットがメンズのMサイズで337gに対してマイクロ・パフ・ジャケットはメンズのMサイズで235gと圧倒的に軽く仕上がっています。

「軽いと保温性が少ないのでは?」と思われる方もいるかも知れませんが実はマイクロ・パフ・ジャケットの方が保温性は高いです。

ナノ・パフ・ジャケットに封入されている化繊綿は「プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ」が60g使用されています。

それに対してマイクロ・パフ・ジャケットはパタゴニアが独自に開発した「プルマフィル・リサイクル・ポリエステル」が65g封入されておりマイクロ・パフ・ジャケットの方が保温性が高いです。

  ナノ・パフ・ジャケット マイクロ・パフ・ジャケット
素材 プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ プルマフィル・リサイクル・ポリエステル
重量 337g 235g
価格 2万5300円 3万5200円

 

登山で軽くて温かい化繊インサレーションが欲しい方にはマイクロ・パフ・ジャケットがオススメです。

ただ価格がマイクロ・パフ・ジャケットは3万5200円、ナノ・パフ・ジャケットは2万5300円と差があります。

手頃な値段で化繊インサレーションが欲しい方にはナノ・パフ・ジャケットがオススメです。

「マイクロ・パフ」と「ナノ・パフ」は構造にも違いがあります。

ナノ・パフ・ジャケットは中に入っている綿がステッチによって一つ一つブロックの構造なのに対してマイクロ・パフ・ジャケットはパタゴニアの独自のステッチで繋がるような構造をしています。

この構造によって熱が全体に行きわたりやすく着た瞬間に温かく感じ、さらに乾きが速い特徴もあります。

 


 

「DAS・ライト・フーディ」と「DAS・パーカー」についても動画では紹介中です。ぜひチェックしてみてください!

 

動画 いま話題の化繊インサレーション! エコで高機能な「パタゴニア」の人気4モデルを山岳ライターが徹底比較します!

プロフィール

吉澤 英晃

1986年生まれ。群馬県出身。大学の探検サークルで登山と出会い、卒業後、山道具を扱う企業の営業マンを約7年勤めた後、ライターとして独立。道具にまつわる記事を中心に登山系メディアで活動する。

山と溪谷ch.

「山と溪谷ch.」は、山と自然に関するコンテンツを出版・配信する山と溪谷社が運営する登山専門チャンネルです。雑誌と同様、季節ごとのコースガイド、読図やロープワークなどのハウツー、用具の選び方や新製品情報などを配信しています。YAMAYAでは動画の内容をダイジェストで紹介します。

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