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幕末に活動した新選組隊士の子孫5人が29日、京都文化博物館(京都市中京区)で開催中の「新選組展2022―史料から
副長・土方歳三の兄の6代目にあたる土方愛さん(51)、井上源三郎の兄から5代目の井上雅雄さん(67)、永倉新八のひ孫・杉村和紀さん(55)、斎藤一のひ孫・藤田太郎さん(79)、中島登のひ孫・中島大成さん(67)が集結。新政府軍と旧幕府側が戦った
近藤勇局長が土方歳三に宛てた剣術の免状は、あったはずの土方の名前の部分に別の名前が上書きされており、愛さんは「賊の汚名を着せられた土方の遺品を守るため、子孫が偽装した。敗者の歴史は風化しがちだが、子孫が大切に残してきた」と語った。
永倉新八が戊辰戦争で着用した陣羽織を仕立て直した胴着について、杉村さんは「京都で仕立てた陣羽織と伝わっており、時を経て京都で展示できて感慨深い」と話した。
会期は前期が30日まで。後期は11月1~27日(一部展示入れ替え)。月曜休館。
問い合わせは博物館(075・222・0888)。