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Q 選挙の「公示」とは。
A 解散や任期満了に伴う衆院選と、3年ごとに半数が改選される参院選の期日を周知する天皇の国事行為だ。憲法7条に、内閣の助言と承認により行うと定められている。
Q 告示との違いは。
A 告示は、地方の首長選や議会選など地域限定で行われる選挙の期日を、自治体の選挙管理委員会が発表することを指す。国政選でも、国会議員の辞職や死去に伴う補欠選挙は、全国規模でないため、公示ではなく告示を用いる。
Q 公示日に何が行われる。
A 候補者が選管に立候補を届け出る。受付時間は午前8時半から午後5時まで。受理されれば、各候補は、運動員の腕章や街頭演説用の旗など「七つ道具」を受け取り、本格的な選挙戦に入る。
Q 公示日から投票日までの選挙期間は。
A 公職選挙法には、参院選は投票日の「少なくとも17日前」、衆院選は「少なくとも12日前」に公示しなければならないと書かれている。
今回の参院選は「6月22日公示―7月10日投開票」で行われる。投開票日の17日前は6月23日だが、本土復帰50年を迎えた沖縄の「慰霊の日」と重なるため、公示を1日前倒しし、選挙期間は18日間となった。
参院選の仕組みやキーワードを紹介する。(随時掲載)