清水寺参道・産寧坂の桜倒れる…教員下敷きで重傷

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 23日午前11時45分頃、京都市東山区の世界遺産・清水寺に続く参道「 産寧さんねい 坂(三年坂)」で、桜の木が倒れ、遠足の引率で訪れていた三重県の高校教員の男性(62)が下敷きになり、病院に運ばれた。男性は鎖骨や腰の骨を折る全治数か月の重傷。一緒にいた生徒らにけがはなかった。京都府警東山署は、管理状況や木が倒れた原因を調べている。

男性が倒木の下敷きになった産寧坂の現場(23日午後1時20分、京都市東山区で)=川崎公太撮影
男性が倒木の下敷きになった産寧坂の現場(23日午後1時20分、京都市東山区で)=川崎公太撮影

 倒れた木は、高さ約9メートル、幹回り約1・7メートル。坂沿いの飲食店の敷地に植えられ、階段の参道を塞ぐようにして倒れた。男性は「坂を上っている時、後ろからボキボキという音が聞こえ、自分の右肩付近に木が倒れてきた」と話しているという。

 付近の住民らによると、樹齢は数十年以上という。付近は5時間以上、通行止めとなり、土地の所有者が業者に依頼して撤去した。

 産寧坂周辺は、石畳の道沿いに土産物店や飲食店が並ぶ京都有数の観光地で、当時もインバウンド(訪日外国人客)らでにぎわっていた。オーストラリアから家族で訪れた男性(75)は「雰囲気のある坂を歩くのを楽しみにしていたが、木が倒れてしまい残念です」と肩を落とした。

 近くのカフェで働いていた男性(22)は「突然、『キャー』という観光客の悲鳴が聞こえ、驚いた。人通りが多い場所なので怖いです」と話していた。

#kyoto特集へ

スクラップは会員限定です

使い方
「地域」の最新記事一覧
記事に関する報告
5289052 0 #kyoto 2024/04/24 09:00:00 2024/04/24 09:00:00 2024/04/24 09:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/04/20240424-OYO1I50001-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)