30年かけ100分の1サイズの戦艦「大和」を製作…市販図面から部品手作り

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 兵庫県姫路市中地の梅沢雅房さん(65)が約30年かけて完成させた太平洋戦争中の戦艦「大和」の100分の1サイズの精巧な模型が2日、加西市 鶉野うずらの 町の鶉野飛行場資料館で公開された。

見学者に模型の説明をする梅沢さん(左から3人目)(加西市の鶉野飛行場資料館で)
見学者に模型の説明をする梅沢さん(左から3人目)(加西市の鶉野飛行場資料館で)

 全長2・6メートル、最大幅38センチ、高さ56センチ。プラモデル作りが趣味の梅沢さんが30歳を過ぎてから、農業の傍ら同型艦の市販図面や写真を基にコツコツと組み立てた。細かな部品を金属や木、樹脂などで作り、機銃座の兵士の姿も再現した。

 特攻隊が訓練をした旧海軍鶉野飛行場の調査や戦争体験伝承に取り組む「鶉野平和祈念の碑苑保存会」に寄贈。梅沢さんは「海の特攻でも多くの兵士が命を落とした歴史を思い起こしてもらえれば」と願う。

 訪れた加西市の男性(47)は「今にも動き出しそうな迫力。平和の尊さを子どもと一緒に考える機会にしたい」と話した。

 展示は土、日曜と祝日の午前10時~午後3時。入館料300円、中学生以下100円。

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2890787 0 社会 2022/04/03 20:42:00 2022/04/03 20:42:00 2022/04/03 20:42:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/04/20220402-OYT1I50176-T.jpg?type=thumbnail

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