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[RULES]組手「先取」で有利、形は仮想の敵と戦う…空手

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決められた部位に、蹴り、突きを決める組手
決められた部位に、蹴り、突きを決める組手

 空手は、対人で行う「組手」と、一人で演武する「形」に、大きく区別される。

 組手は、男女とも3階級に分けられ、1試合3分で行われる。防具を身につけ、頭部や腹部など決められた攻撃部位を蹴りや突きで攻撃し、ポイントを取り合う。蹴りは中段に決まれば2点、上段に決まれば3点を獲得できる。試合終了時点で得点が多い方が勝利。試合時間内でも、8点差以上つくと終了する。

 同点の場合は「先取」と呼ばれる先制ポイントを挙げた方が勝者となる。ただ、先取を奪っても相手の攻撃を回避するために逃げ回れば反則で先取取り消しとなることも。先取なしで同点の場合は、審判による判定で勝敗を決する。

 形は仮想の敵を見立て、一人で突きや蹴りを繰り出し、技の正確さや力強さなどを競う。勝敗決定について、従来の旗判定から、採点方式になった。基本は、7人の審判が採点し、そのうち点数の高い方から2人、低い方から2人をそれぞれカットし、中間の3人分で評価する。

 世界空手連盟が定めた形の中から選び、1大会で同じ形を2度使用できない。

「一本」は3ポイント

 ◆ 一本 =柔道で一本と言えば、その場で勝敗が決するが、空手では1度に奪える最大の3ポイントの技が決まった場合を指す。上段の蹴り、相手を倒した後に突きを決めた時に入る大技だ。技ありが2点、有効は1点。

 ◆ 突き =組手で左半身を前にして構えた場合、左手で繰り出す突きを「刻み突き」、右手で出す突きを「逆突き」。刻み突きと逆突きを連続した技は、ボクシングのように「ワンツー」と呼ばれる。

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