新妻聖子、20周年コンサート開催…フルオーケストラで歌の楽しさを伝えたい
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ミュージカル女優・新妻聖子さんのデビュー20周年コンサートが6月から、大阪と東京で開かれます。2003年に「レ・ミゼラブル」で初舞台を踏んだ新妻さん。以来、日本のミュージカル界屈指の女優として活躍を続け、5月初めには、日韓のトップミュージカル女優が一堂に会したコンサート「Musical Meets Symphony 2023 “DIVA”」で圧巻の歌唱力と表現力を披露しました。新妻さんに20周年コンサートへの意気込みや、4歳児のママとしての子育てについて聞きました。
これまで毎年コンサートツアーを行ってきたため、10周年や15周年の時にはあえてアニバーサリーコンサートを開催してこなかった新妻さんですが、今年は満を持して記念コンサートを開きます。
大阪公演は、6月25日にNHK大阪ホールで、東京公演は、7月20日にサントリーホールで開催。両公演とも、フルオーケストラをバックに歌います。
「バンド編成で行う通常のコンサートツアーと異なり、マエストロやオーケストラの団員の皆さんをはじめ、いつもよりも多くの方々に準備に関わっていただいています。20年やってきて身に染みて思うのは、『一人じゃ何もできない』ということ。ですので、大船に乗ったつもりで、皆さんに頼って進めていこうと。クラシックの殿堂で、なによりフルオーケストラということで、お客様に足を運んでいただく価値はとても高いと思っています。『めでたい!』『楽しい!』という気持ちで来て、帰っていただけたら」
公演では、初舞台「レ・ミゼラブル」の「On My Own」など、新妻さんがこれまで出演したミュージカルの名曲だけではなく、NHK時代劇「陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~」の主題歌としてリリースしたセカンド・シングル「愛をとめないで~Always Loving You~」などのオリジナル曲も披露するとのこと。長年応援してきたファンはもちろん、ミュージカル初心者でも楽しめるような充実のプログラムになりそうです。
4歳児のママとして
プライベートでは4歳の男の子の子育てに奮闘中の新妻さん。初めての子育てに、右往左往することが多かったといいます。「基本的にあまり手がかからない子ですが、何事も初めてだと戸惑うし、先が読めない分、不安がありましたね。でも、一人で2人、3人の子どもを育てている方に比べたら、私は時間がある方だと思います。産後に無理をして体調を崩してからは、絶対に頑張り過ぎないって決めているし、ウーバーイーツだって使います(笑)」と明かします。
新妻さんのSNSでは、親子で日々の生活を楽しんでいる姿がよく見られます。昨年のハロウィーンの時には、東京ディズニーランドで新妻さんが「アナと雪の女王」のエルサの
子どもは、考えられないくらいイライラする瞬間を作り出すこともあれば、考えられないほど幸せな瞬間を与えてくれるときもあると感じています。「寝られないのは本当につらいですし、色々と大変だと思いますが、そのあとにはご褒美しか待っていませんから、頑張ってと言いたいですね」と、子育て中のママにエールを送ってくれました。
(取材・読売新聞メディア局 杉山智代乃/写真・佐藤俊和)
(コンサート情報)
大阪公演:6月25日(日)午後3時15分開場、午後4時開演 NHK大阪ホール
東京公演:7月20日(木)午後5時30分開場、午後6時30分開演 サントリーホール
主催:読売新聞社
協賛:日本デジタル研究所(JDL)
制作協力:プロダクション尾木
チケット:S席1万1000円ほか(全席指定・税込み)
問い合わせ:大阪公演:キョードーインフォメーション(0570・200・888、午前11時~午後6時、日祝除く)、
東京公演:サンライズプロモーション東京(0570・00・3337、平日正午~午後3時)