安倍前首相、国会答弁を謝罪「事実に反するものあった」…衆院議運委

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 自民党の安倍晋三前首相は25日午後、安倍氏側が主催した「桜を見る会」前夜祭を巡る政治資金規正法違反事件で、衆院議院運営委員会に出席し、過去の国会答弁について「事実に反するものがあった」と認め、謝罪した。

衆院議院運営委員会で発言する安倍前首相(25日午後1時2分、国会で)=源幸正倫撮影
衆院議院運営委員会で発言する安倍前首相(25日午後1時2分、国会で)=源幸正倫撮影

 安倍氏は冒頭で、「会計処理について私が知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を痛感している。深く深く反省するとともに国民、全ての国会議員の皆様に心からおわびしたい」と謝罪した。

 過去の国会答弁に関しては、「結果として間違った答弁となり、国会に対する国民の信頼を傷つけることになった。その政治的責任の重さを痛感している」と述べた。

 議運委は、衆院、参院の順に開かれ、いずれも約1時間ずつ行われる。与野党の議員が質問に立ち、野党側は国会答弁は虚偽だったなどとして、安倍氏を追及する構えだ。

 衆院調査局によると、安倍氏は2019年11月~20年3月に、「事務所は関与していない」「明細書はない」「差額は補填ほてんしていない」という趣旨の答弁を計118回行った。

 事件を巡って、東京地検特捜部は、安倍氏本人について不起訴(嫌疑不十分)としている。

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1729351 0 政治 2020/12/25 13:28:00 2020/12/25 13:58:50 2020/12/25 13:58:50 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201225-OYT1I50036-T.jpg?type=thumbnail

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