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【ドバイ=矢野恵祐】アラブ首長国連邦(UAE)で開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で11日、成果文書の新たな草案が公表された。5日公表の草案では、温室効果ガスを大量に排出する化石燃料について、「段階的に廃止する」との案が盛り込まれていたが、「削減する」に表現が弱められた。
交渉関係者によると、化石燃料の段階的廃止は、欧州連合(EU)や気候変動の影響を著しく受けている
一方、石炭火力発電所については、排出削減対策が取られていなければ、新設を制限し、既存の発電所も早期に削減するとの案が盛り込まれた。