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ロシアの独立系人権団体「OVDインフォ」によると、反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の葬儀が行われた1日、モスクワなど全国19都市で少なくとも128人が当局に拘束された。ロシア当局はナワリヌイ氏の追悼を機にプーチン政権への抗議運動に発展する事態を警戒している。これまでのところ、反政権デモには発展していない。
葬儀会場となったモスクワ市内の教会周辺には数千人の市民が集まったとみられ、その後、ナワリヌイ氏の遺体が埋葬された墓地に向かって大勢が行進した。OVDインフォのまとめでは、現地時間1日夜時点で、モスクワでは少なくとも17人が拘束された。
フランスのマクロン大統領は1日、「ナワリヌイ氏に哀悼の意を表することは非常に勇気のいることだった。何千人ものロシア人がその勇気を自分の中に見いだした。これこそが彼の遺産だ」とX(旧ツイッター)に投稿した。ドイツのショルツ首相もXで、「ナワリヌイ氏の死後、勇気あるロシア人たちが彼の遺産を受け継いでいる。その多くが今日の葬儀に参列し、自由のために大きな危険を冒した」と参列者をたたえた。