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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01教育は権利? 義務?
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ここは、ドキリ社会研究所。報告書をまとめているアッキー。「これまで日本国憲法について調べてみたんだけど、ぼくらはいろんな権利を持っていることがわかった。ハッピーハッピー♪」と上機嫌。ところが、ふと疑問がうかびます。「義務教育っていうよね?教育を受けることは『権利』なのに、なんで『義務教育』って言うの?」そこでキリが映像を映し出しました…。

scene 02義務教育の「義務」は大人の義務
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憲法は、「権利」のほかに「義務」を定めています。義務とは、やらなければならないこと、という意味。憲法では、教育を受けさせる義務、働く義務、税金を納める義務の3つの義務を定めています。つまり、義務教育の義務とは、「子どもたち」の教育をうける権利を守るため、その親や周りの「大人たち」に負わせている義務のことを言います。「え~!義務教育の義務って「大人の」義務だったのか!子どもが学校に行かなきゃいけないっていうんじゃないんだ」となっとくするアッキー。

scene 03教育を受ける権利は税金で守られている
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ここで大事なのは、教育を受ける権利は税金を納める義務とも関係しているということです。たとえば、義務教育の教科書は無償(むしょう)で配られています。そこで使われているのが税金です。税金とは国民から集めたお金のこと。小学生一人当たりの教科書代は、平均3788円。総額448億円が使われています。つまり、税金のおかげで、教育を受ける権利が守られているのです。「とはいえ…、ぼくは税金をあんまりはらいたくないなぁ、自分のお金は自分で使いたい」というアッキー。 すると、突然所長からミッションが届きます。「みんなの暮らしの中にある税金を調べよ」。

scene 04社会の仕組みが見える“ドキリ・ガジェット”
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目に見えない『社会の仕組み』が見える“ドキリ・ガジェット”。今日は、「税金モード」に設定しています。「暮らしの中の税金は…?」。ドキリ・ガジェットをかけてまちに調査に出たアッキー。「お、さっそくロックオン!」。ドキリ! ドキリ・ガジェットが反応したのは、ごみ収集車です。「なんでごみ収集車が税金なんだろう?」。きれいなまちで暮らす権利を守るため、このまちでは一年間に税金およそ25億円、一人当たりおよそ7500円が使われています。「もし税金がなかったら、まちがごみだらけになるってこと?」とアッキー。

scene 05先生と校舎にロックオン!?
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さらにアッキーが歩いていくと学校がありました。子どもたちが通学してきます。「学校か…。さっき教科書に税金が使われているって聞いたなぁ。あれ? 先生にロックオン? 校舎にも! なんで?」。ドキリ! 子どもの「教育を受ける権利」を守るため、先生にしはらう給料や校舎の建設費などに税金が使われています。全国の公立の小学校に、一年間におよそ6兆円、小学生一人当たりおよそ95万円です。「そんなに!? もし税金がなかったら、先生がいなくなっちゃう?」とおどろくアッキーです。

scene 06歩道にロックオン!?
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「ほかには何が…」。アッキーが横断歩道をわたっていると、ドキリ・ガジェットが反応しました。「あ、点字ブロック。これは知ってるぞ。だれもが自由に外出できる権利のためだよね」。するとドキリ・ガジェットが歩道にロックオンしました。「この道全部が税金? なんで?」。ドキリ! この道は、税金およそ1億円を使い、歩道を広くし、段差を少なくする工事が行われました。「確かに、みんなが使いやすそうだ。もし税金がなかったら、不自由な思いをする人がいるかもしれないなぁ。」とアッキーが言いました。

scene 07病院でロックオン!?
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また歩いていくと、ドキリ・ガジェットが建物に反応しました。「ここは何だ? おじゃましまーす」。入っていくと、そこは病院でした。待合室を見回すと…。「え? ロックオン?」。ドキリ・ガジェットが、待っている人や病院のスタッフに次々ロックオンしました。ドキリ! 「病院も税金と関係しているの?」。だれもが健康に過ごす権利を守るため、一年間に税金およそ16兆円が使われています。診察(しんさつ)代や治療(ちりょう)費を補助するほか、自治体の健康診断(しんだん)などに使われます。「少ない負担で病院へ行けるのか。もし税金がなかったら、けがや病気をしたときどうなるんだろう」。

scene 08国が一年に使うお金は101兆円!
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「うーん。税金はいろんな権利を守るために使われていた。とはいえ…、ぼくはこの一年病院に行ってないし、少し損した気分だなぁ」と言うアッキー。「税金って、一体どんなことに使われているんだろう?」と疑問に思い、タブレットで検索すると見つかったのは、国のお金の使い道(2019年)を表したグラフです。「一年に使うお金は、101兆円!」とびっくりするアッキー。いちばん多く使われているのは、『社会保障』の34兆円でした。「医療(いりょう)や介護(かいご)に使われているのがいちばん多いんだな」。

scene 09地方交付金、公共工事…
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「地方交付金って何だ?」。アッキーが気づいたのは、『社会保障』に次いで多い、『地方交付金』16兆円でした。地方交付金は、警察や消防、ごみ収集…、まちを守るために使われていることが分かりました。続いて、「公共工事6兆円?」。『公共工事』とは、道路や橋などの工事のことです。「いろんなところに税金って使われているんだなぁ」とアッキー。でも次の映像を見て、「うん? 気仙沼(けせんぬま)市に264億円って何? 何でそんなに使われているんだ?」と不思議に思い、 映像を再生しました。

scene 10税金が避難所や仮設住宅を支えている
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2011年3月。地震(じしん)によって発生した津波(つなみ)が東北地方を中心におそい、大きな被害(ひがい)が出ました。宮城県気仙沼市では死者・行方不明者1200人以上。住宅も1万5000棟(むね)以上がこわれました。電気や水道は止まり、人々は体育館に避難(ひなん)。プライバシーのない生活を余儀(よぎ)なくされました。「避難所に人がいっぱいいたので、(赤ちゃんの)泣き声でめいわくをかけた」と語る井口さん。国は税金およそ264億円をかけて仮設住宅を建て、井口さん家族は震災から2か月後に入居することができました。「自立の一歩でもあるのでがんばらないと」(井口さん)。気仙沼市では8200人以上が仮設住宅に入居し、多くの人が生活を取り戻しました。

scene 11「義務」についてもっと調べてみよう
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「災害はいつどこで起きるか分からない。でも税金のおかげで、いざ困ったときに助けてもらえるのか」とアッキー。「税金は、自分のためだけじゃなくて、ほかの人の権利を守るためにもあるんだ」ということが分かってきました。「つまり…、一人はみんなのために、みんなは一人のために! もっと義務についても調べてみよう」と言いました。社会にドキリとしたかな?

社会にドキリ
権利と義務
税金のおかげで教育を受ける権利が守られていると知るアッキー。他にも道路や病院も税金と関係していることを知り、税金は「みんなの権利」を守るためにもあると気づく

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