ねらい

心臓の構造について、映像をつかって立体的に把握する。

内容

血液を送り出すポンプが心臓です。大きさは握りこぶしほど。丈夫な筋肉でできています。CTで見ると、胸の中、肋骨のさらに内側にあります。1分間に70から90回ほど伸び縮みして、血液を送り出します。1日約10万回。一生では28億回も動き続けます。心臓が止まると、5秒から10秒ほどで意識が無くなり、5分で脳が死んでしまいます。心臓の中は4つの部屋から出来ています。向って左上の右心房は、全身から戻ってきた血液が入る部屋。次に、血液は下の右心室へ向い、そこから押し出され、青い点線のように左右の肺に向います。肺で二酸化炭素を捨て、酸素を取り込むと、赤い点線を通り、左心房へ向かいます。肺から来た血液が入る部屋です。そして左心室に送られます。左心室は一番強い力を持つポンプです。血液はここから全身へ押し出されます。血液は、心臓の4つの部屋の働きによって、まず肺をめぐり、体中へと送り出されているのです。

心臓の動き
血液を送り出すポンプ・心臓の仕組みをさまざまな特殊撮影で紹介します。