ねらい

エタノール、食塩が溶けた水溶液からそれぞれの物質を取り出す蒸留の映像を見て、沸点の違いについて興味・関心をもつ。

内容

エタノール、食塩、水を用意しました。エタノールは水に溶けます。食塩も入れると・・・、食塩とエタノールが溶けた水溶液になります。ここから食塩とエタノールと水を別々に取り出すことはできるでしょうか?水に溶けた物質を分けて取り出すには、「蒸留」という方法を使います。水溶液を加熱すると・・・。盛んに泡が出てきました。水溶液の温度はおよそ約78℃。エタノールが沸騰する温度です。出てきた気体はくだを通って、試験管の中へ導かれ、ここで冷やされて再び液体となります。液体を綿に含ませ火を近づけると・・・燃えました。エタノールです。エタノールの蒸留が終わったら、水も同じように蒸留します。温度は100℃。水の沸点です。水が蒸発した後には、食塩が残ります。こうして、3つの物質をそれぞれ分けることができました。沸点の違いを利用すると溶けていた物質を分けることができるのです。

蒸留で物質を分けて取り出す
エタノール、食塩が溶けた水溶液から、それぞれの物質を取り出す方法を説明します。