ねらい

土に中から細菌を採取し、培養して、観察する方法を知る。

内容

校庭で細菌を探してみましょう。土を水に入れてかき混ぜ、上澄み液を顕微鏡でのぞくと、細菌が動いているのが見えます。培養し細菌の数を増やして詳しく観察しましょう。濃さの違う土の上澄み液を作ります。土を生理食塩水とよく混ぜ、上澄み液を1ml取り出します。生理食塩水を加え8段階の濃さの土の上澄み液ができました。これを寒天培地にのせ、コンラージ棒で広げ28℃の温度の中で培養します。4日後、濃さの順に並べました。どの寒天培地が観察に適しているのでしょう?観察に適しているのは1種類の細菌が増えて丸い固まり、コロニーができたもの。今回はこの3番目の濃さのものがコロニーが重ならない程度にできているので良いようです。コロニーを採って顕微鏡で見てみましょう。小さな粒がたくさんあります。みんな同じ形、1種類の細菌です。こちらは糸くずのような細菌。細菌は培養して数を増やすと、特徴などが観察しやすくなるのです。

細菌の調べ方
校庭の土の中から細菌を採取し、培養して、観察する方法を紹介します。
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