内閣総理大臣は、国会で国会議員のなかから投票によって選ばれます。2014年12月に行われた内閣総理大臣指名選挙で、安倍晋三衆議院議員が第97代内閣総理大臣に指名されました。国会で指名されたあと内閣総理大臣はすぐに、自らのもとで行政を担当する国務大臣を指名します。「組閣（そかく）」といいます。国会で選ばれた内閣総理大臣は、皇居で行われる「親任式」に臨み、天皇によって任命されます。また、国務大臣は内閣総理大臣が任命し、天皇が認証します。国務大臣の過半数は国会議員でなければなりません。内閣総理大臣と国務大臣からなる組織が「内閣」です。