ねらい

日本を形作っている、大地形について知る。

内容

日本列島は、環太平洋造山帯の範囲に位置します。そのため山地が多い地形で、火山や地震の活動が活発な地域です。日本の国土の4分の3は山地や丘陵地です。本州の中央部には飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈が連なります。標高3,000メートル前後の山々がそびえ、「日本の屋根」、「日本アルプス」と呼ばれます。これらの山脈より東側では南北方向に連なる山脈が多くみられます。一方、西側ではほぼ東西方向に山が連なっています。日本の河川は世界の大陸の河川に比べて流域面積が小さく短いです。山地から海までの距離が短いためです。季節によって水量の変化が激しくしばしば洪水をおこします。日本の平野は、主に河川の浸食作用と堆積作用によってつくられました。川が山地から平地にでて流れが弱まるところには扇状地ができます。川の流れがゆるやかになる河口部には三角州ができます。

日本の地形
日本列島は、環太平洋造山帯(かんたいへいようぞうざんたい)の範囲に位置します。そのため山地が多い地形で、火山や地震の活動が活発な地域です。