石川 馳知事 “五輪招致に関して今後一切発言せず”

石川県の馳知事は、東京オリンピックの招致活動をめぐり、いわゆる官房機密費でIOCの委員に贈答品を渡したと発言したことについて、改めて陳謝したうえで「五輪招致に関して今後一切、発言することはない」と述べました。

石川県の馳知事は、東京オリンピックの招致活動をめぐり、今月17日にいわゆる官房機密費でIOC=国際オリンピック委員会の委員に贈答品を渡したと発言し、22日の記者会見で「多くの人に心配をかけ、皆さんの大切な時間を奪ってしまっていることについては反省している」と述べ、改めて陳謝しました。

そのうえで馳知事は「五輪招致に関する発言については全面撤回した。したがって五輪招致に関してこれ以上申し上げるつもりは全くない。今後一切、発言することはない」と述べました。

また、21日の衆議院予算委員会の理事会で、野党側が馳知事を参考人として招致するよう求めたことについて「国会運営については国会対策の与野党で検討するものと思っている。私にまだ連絡はない」と述べました。

維新 藤田幹事長「本人が説明責任を果たすべき」

日本維新の会の藤田幹事長は、党の顧問を務める石川県の馳知事の発言について記者会見で「パーティーや会合でリップサービスのように言った一節だと思うが、適切でないし、事実関係についてしっかりと本人が説明責任を果たすべきだ。馳氏はわれわれの顧問だが、党員ではなく調査の対象ではない。本人が説明するのが筋だ」と述べました。