今年はお札が変わります 1万円は渋沢栄一 紙幣3種類が7月から

ことしは長年、なじんできたお札のデザインが変わります。「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家、渋沢栄一の肖像を描いた一万円札など、3種類の新たな紙幣が7月から発行されます。

新たな紙幣はことし7月3日から発行されます。

▽一万円札に「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、
▽五千円札に日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、
▽千円札に破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎の肖像をデザインします。

紙幣のデザインの変更は2004年以来、20年ぶりとなります。

また、新紙幣の発行後も今の紙幣はこれまでどおり使うことができます。

新紙幣では、偽造防止のため
▽紙幣を斜めに傾けると肖像が立体的に動いて見える最先端のホログラム技術を導入したほか、
▽「すかし」は、肖像だけではなく、紙の厚みを微細に変えることで高精細なもようを施しています。

新紙幣は3月末までにあわせて45億3000万枚印刷され、その後、需要に応じて必要量が発行されます。

財務省と日銀は7月の発行に向けて、ATMや自動販売機などの対応を促しています。