日米韓の政府高官 北朝鮮情勢めぐり協議 対応で緊密連携を確認

北朝鮮情勢をめぐり、日米韓3か国の政府高官が、オンラインで協議し、北朝鮮がロシアに軍事装備品などを提供していることは、地域の平和と安全にとって深刻な脅威だとして今後の対応で緊密に連携していくことを確認しました。

北朝鮮は、先月の朝鮮労働党の中央委員会総会で、核・ミサイル開発を加速させる方針を示しているほか、ウクライナ侵攻を続けるロシアに軍事装備品などを提供したことが確認されています。

こうした中、日本時間の4日午前、
▽国家安全保障局の市川恵一次長と、
▽アメリカのNSC=国家安全保障会議のキャンベル・インド太平洋調整官、
それに
▽韓国のキム・テヒョ(金泰孝)国家安保室第1次長との間で、
ことし初めての日米韓3か国の高官協議が、オンラインで行われました。

この中で3者は、北朝鮮とロシアによるいかなる武器取り引きも国連の安保理決議に違反し、地域の平和と安全にとって深刻な脅威だという認識を共有しました。

そして、北朝鮮に対する安保理決議の履行の働きかけなど、今後の対応で緊密に連携していくことを確認しました。