水泳 世界選手権 OWS女子10キロ 22歳の蝦名愛梨がパリ五輪内定

中東のカタールで開かれている水泳の世界選手権のオープンウォータースイミングの女子10キロで、22歳の蝦名愛梨選手が11位に入り、パリオリンピックの代表に内定しました。

水泳の世界選手権は2日、カタール・ドーハで開幕し、大会2日目の3日はオープンウォータースイミングの女子10キロなどが行われました。

オープンウォータースイミングは、今回の世界選手権で男女とも10キロの種目で上位13位までに入った選手の国と地域にパリオリンピックの出場枠が与えられ、枠を取った選手が代表に内定します。

日本からは22歳の蝦名選手と19歳の梶本一花選手の2人が出場し、このうち蝦名選手は前半から上位につけてレースを引っ張りました。

蝦名選手は後半も粘りの泳ぎを見せて、1時間57分35秒5のタイムで11位に入り、パリオリンピックの代表に内定しました。

蝦名選手は北海道出身で初めてのオリンピックです。

先行してレースを引っ張る積極的な泳ぎが持ち味で、去年、福岡市で行われた世界選手権では28位に終わりましたが、その後、10月に中国で行われたアジア大会では銀メダルを獲得していました。

また、梶本選手は1時間58分17秒4で21位でした。

金メダルは東京オリンピックの銀メダリスト、オランダのシャロン・ファンローウェンダール選手でした。