東京 ほとんどつぼみの「桜まつり」開花の早期化で前倒し開催

東京 足立区では、恒例の「桜まつり」が一足早く開かれ、多くの人でにぎわいました。

足立区にある都立舎人(とねり)公園にはソメイヨシノなど1000本以上のサクラの木が植えられていて、毎年「千本桜まつり」が開催されています。

ことしはサクラの開花が近年、早まってきていたことから例年より2週間前倒し、23日から開催しましたが、園内のソメイヨシノなどは24日もほとんどがつぼみのままでした。

それでも会場には多くの家族連れなどが訪れ、出店したおよそ150の地元の店から菓子やビールを買って開花が近づくサクラを眺めながら味わっていました。

小学生の子どもと訪れた30代の父親は「サクラが咲いているのが見られなくて残念でしたが、出店も多かったので、子どもと雰囲気を楽しめてよかったです」と話していました。

主催した足立区観光交流協会の坂田光穂事務局長は「サクラが散ったあとに開催することが続いていたので前倒ししましたが、なかなか開花に合わせるのは難しく、残念です。ただ、多くの方に楽しんでいただいているようなので安心しています」と話していました。