こんにちは、姫路市の歯医者 よねやま歯科医院院長の米山博彦です。
今日は『身近にある!歯周病を悪化させてしまう原因〜その1〜』と、「身近にある!歯周病を悪化させてしまう原因〜その2〜』についてお話したいと思います。
身近にある!歯周病を悪化させてしまう原因~その1~
歯ぐきの炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまうという恐ろしい病気「歯周病」。その歯周病を悪化させてしまう原因が身近にあるのをご存知でしょうか?
歯ぎしり・くいしばりであごの骨が溶ける!
歯周病の原因は歯周病菌なので、歯ぎしりなどは関係なさそうに思えますが、歯周病を悪化させてしまう原因のひとつが歯ぎしりやくいしばりです。
噛み合わせる力が長く強く続くことで、歯を支えるあごの骨の吸収が急速に進んでしまうためです。放置していると、歯はぐらぐらと動揺し、最終的に抜歯しか選択肢がなくなってしまいます。
≪こんな症状がある方は要注意!≫
- ・歯の噛む面がすり減って平らになっている
- ・歯に亀裂が入っている
- ・あごの関節が痛む
- ・頬の裏の粘膜に白い筋がある
- ・歯の根元がえぐれている
- ・歯がしみる
- ・舌の縁に歯が当たっていたギザギザの跡がある
上記のような症状がある場合、歯ぎしり・くいしばりの可能性が高いです。思い当たる症状がある方は、早めに歯科医院にご相談ください。マウスピースの装着などで歯や歯周組織に過度な負担がかからないようにすることが可能です。
身近にある!歯周病を悪化させてしまう原因~その2~
歯ぐきの炎症や出血からはじまり、歯を支えているあごの骨が溶け、最終的には大切な歯が抜けてしまう恐ろしい病気「歯周病」。その歯周病を悪化させてしまう原因が身近にあることをご存知でしょうか?
毎日の生活習慣がリスクファクターに!
歯周病の直接的な原因は、プラークなどに住む歯周病菌ですが、悪化させてしまう原因は、実は普段の生活習慣の中にあったりするのです。
◎喫煙・・・タバコに含まれるニコチンが血行不良を引き起こし抵抗力を低下させ歯周病を悪化させます。喫煙者は治療をしても治りにくい傾向があります。
◎ストレス・・・精神的ストレスにより体の抵抗力が弱まり、歯周病が悪化するリスクが高まります。
◎食習慣・・・栄養バランスの偏った食事は抵抗力を弱めます。また、甘いものをたくさん摂る習慣は、歯周病菌などの温床であるプラークが増える原因になります。
このように、歯周病を予防・改善するためには、適切なブラッシングでプラークを取り除くことはもちろん、日々の生活習慣を見直してリスクを下げることも重要です。定期的に歯科医院でメンテナンスを受けるとともに、リスクファクターを遠ざけ歯周病を予防していきましょう!
よねやま歯科医院院長 米山博彦